過払い金請求は弁護士または行政書士に頼るのが一般的!ケースに合わせてどちらに依頼するか考えよう!
過払い金請求は個人が行うこともできますが、法律のプロである弁護士、もしくは行政書士に頼むのが一般的です。
そこでよくある疑問が「弁護士と行政書士のどちらにお願いすれば良いの?」というもの。どちらも法律を取り扱っている専門家なので、どっちに頼んでも良いような気がしますし、きちんと選ばないといけないような気もします。
そこで今回は過払い金請求における弁護士と行政書士の役割や選び方について紹介したいと思います。
弁護士と行政書士が取り扱う範囲
弁護士、行政書士はどちらもひとくくりに考えられがちなのですが、できることがかなり違います。過払い金請求における重要なポイントとしては以下の点が挙げられます。
弁護士のポイントとしては…
- 代理人として活躍できる
- 相手との交渉が認められている
- 書類の提出だけでなく、事件の解決まで一括で任せられる
- 裁判沙汰になったときに心強い
- ただし費用が高い
法律のエキスパートということもあって、過払い金請求に関する1〜10まで全ておまかせできるのが弁護士の魅力であり、強みとなっています。
費用はそれなりに高いので「せっかく過払い金請求したのにほとんど手元に残らなかった」という事態も考えられます。
行政書士のポイントとしては…
- 内容証明書や示談書の作成ができる
- 代理人、交渉人にはなれない
- 裁判手続きができない
- 直接的な交渉などはできないものの専門家としての法的アドバイスは受けられる
- ただし費用が安い
弁護士のように全てを請負ってくれるわけではありませんが、過払い金請求に必要な書類を作成したり、どのような手順で進めていけば良いのか、といったアドバイスを受けることはできます。
ニュアンスとしては過払い金請求のお手伝い役、といったところでしょうか。
弁護士と比べるとかなり費用を安く抑えられるのも選ばれている理由です。
終わりに
過払い金請求は紛争性の高い事案にはなりますが、明確な理由が揃っていれば書類の提出だけで応じてもらえることも多いです。過払い金請求で裁判沙汰にまで発展する事はほとんど無いため、行政書士で十分だという意見も。
内容証明に関する書類だけで解決できそうな時は行政書士に、難しそうなときは弁護士に依頼するのがベスト。
万が一裁判沙汰になっても大丈夫なように弁護士に依頼するか、費用を極力抑えてアドバイスをもらいながら自分で進めていく行政書士に依頼するかで判断するのが良さそうです。