AIがカードローン審査を行う時代に
日経新聞に衝撃的なニュースが掲載されました。それは「ソフトバンクとみずほ銀行が提携して2017年前半にはAI(人工知能)による個人向けローンを開始する」というものです。
ある程度キャッシングに詳しい人なら「スコアリングシステムとかAIがやっているようなものじゃないの?」と考えるかもしれません。しかしあくまでも補助であり、結局のところ人の判断によって決定されています。
それが今後はAIが全てを判断する時代になるかもしれない…のだから俄然興味が出てくるというものです。
AIがお金を貸すかを判断
AI(人工知能)によって審査を行うらしいのですが、どうやら…
- みずほ銀行の入出金履歴
- ソフトバンク携帯の支払い状況
といったものも加味した上で「いくらまでなら貸せるかな?」をAIが判断するようです。
なんだか機械に人間が管理されているような…ちょっと複雑な心境になってしまいます。確かに人間が判断するよりも客観的に、ただデータだけで判断することになるでしょうから正確ではあると思います。
AI導入による憶測・メリット・デメリット
今までキャッシングが使えなかった人も使える…かも?
これまでのキャッシングは「個人信用情報機関」のクレジットヒストリーを参照した上で審査を行っていました。
しかし今回のニュースを見ると「携帯利用歴も判断材料」と記載されているので…もしかするとこれまではキャッシングに申し込めなかった人でも使えるようになるかもしれないと考えます。
例えば無職の人でも、10年以上毎月キチッと携帯電話を支払っているなら…返済能力があるかも?と判断できなくはありません。過去に全く延滞がなければ優良顧客と判断される可能性だってあります。
お金の借り方が変わる?携帯アプリで簡単に借りられるかも?
まったくの憶測でしかありませんが、ソフトバンクが噛んでいるのでスマホ関連にもキャッシング機能が追加される可能性は大いに考えられます。
もしかするとキャッシング専用アプリが実装される日もありうる…かもしれません。
審査時間や振込時間が大幅に短縮される可能性
今は最短30分審査がスタンダードですが、AIが審査する時代に突入すればもっと短時間で審査結果が出せる可能性も。その流れで振込スピードもさらにアップする…かもしれません。
不正利用が減って健全化されるかも?
キャッシングやクレジットを使った不正は後を絶ちません。もちろん対応していますが、いたちごっこな部分が少なからずあります。
しかしAIは学習機能に優れているので、不正検知を学習し、最適な防御や対策を講じられるようになるかも?
より安心して使えるようになるのは嬉しいですね。
今はまだ予想の域を出ない!続報に期待
ということで今回はキャッシングにAI(人工知能)が加わるニュースについて取り上げてみました。
まだまだはっきりと明かされていない点が多いので推測ばかりとなってしまいましたが、大きく外れてはいない…と思います。
これからは「お金を借りられるのか」「いくらまで貸し付けられるのか」がAI次第になるかもしれません。続報を待ちたいと思います。