アコム80周年CM!信頼される、信頼するがモットーの大手銀行系カードローンの歴史を辿ってみよう!
テレビCMで人気タレントがイメージキャラクターを務めるアコム。
CMで某元アイドルが可愛らしく「呉服店から始まったアコムは今年で80歳!80周年を迎えました〜!」と見ていてなんだかニッコリしてしまいそうな出来栄え。大半の人は「へぇアコム80周年なんだ〜」「やっぱり元アイドルは可愛いなぁ」という感想を抱いていることだと思います。
しかし中には「ん?アコムが呉服店…?」と引っかかっている人もいるかもしれませんね。ということで今回はアコム80周年に注目して歴史について紹介したいと思います。
呉服商の創業
ゴリゴリの消費者金融のイメージしかありませんが、スタートは呉服商。名前も違って「丸糸呉服店」という屋号だったそうです。
創業者の木下政雄氏は「人を信頼する」「人から信頼される」という相互信頼をモットーに商売をしていたんだとか。
質屋業にシフト
順調に営業していた呉服店ですが、戦争によって自主廃業。その後に質屋業を再興し、手形割引や商人貸付といった金融業をスタート。これがアコムのルーツになります。
もちろんモットーは呉服店のころと変わらぬまま「相互信頼」を掲げ、実際に多くの人々から頼られていたそうです。
サラ金時代スタート
昭和30年代の高度成長期に突入すると、大量生産・大量消費の時代へと移り変わっていきます。要するにあまり物を大事にしない時代ですよね。
こうなってくると物に価値をつけてお金を貸す質屋業は苦しくなってきます。そこでサラリーマン金融業者としてもサービスを提供し始めるように!
日本で初めての現金自動貸付機の開発
今でいうATMのようなもので、当時日本では初めてとなる画期的なシステム「現金自動貸付機」を開発・導入したのはアコムでした。
これによって他のサラ金とは一線を画し、一大サラ金業者として名前を轟かせるようになります。ちなみにこの辺り(昭和47年)に丸糸株式会社からマルイト株式会社に商号を変更。
ついにアコム設立!
昭和53年にアコム株式会社を設立。ちなみにアコムは「愛情(Affection)」「信頼(Confidence)」「節度(Moderation)」の頭文字からつけられた名前なんだとか。
むじんくんの開発・導入
今や無人契約機は当たり前のように各消費者金融が設置していますが、業界に先駆けて無人契約機を開発したのがアコムです。ご存知の「むじんくん」ですね。
これまでは店頭で対面しながらの申込・契約でしたが人と面することなくサラ金が使えると評判に!結果的に消費者金融業界の発展にも大きく貢献しています。
海外デビュー!
私たちユーザーにはあまり関係ありませんが、実はアコムは海外デビューを果たしています。1996年にタイに、2007年に三菱UFJ銀行と共同でインドネシアに進出しています。
三菱UFJフィナンシャル・グループと提携
「消費者金融は銀行がバックにつかないとやっていけない」ようになってしまいました。割と最近のことなので記憶に新しい人もいらっしゃると思います。そこでアコムは2004年に三菱UFJフィナンシャル・グループと提携することに。2008年にはグループの連結子会社となっています。
これによってサービスの拡充を実現し、同時に三菱UFJ銀行側にも様々な技術・ノウハウの提供を行っています。
終わりに:信頼度の高さは創業の精神を引き継いでいる!
ということで今回はアコムの歴史について紹介してきました。
テレビCM、バッチリはまっていて良かったですね。
消費者金融業界トップを依然として走り続けているアコムですが、そのポイントとして信頼度の高い業者だからというのは間違いなくあると思います。
そして信頼される基盤に、呉服店時代の創業者・木下政雄氏のモットー「人を信頼し、人から信頼される」「人を信じれば必ず応えてくれる」が存在していることに違いありません。
普段何気なく利用しているアコムも、こういった歴史背景があると思うとなんだか感慨深い気持ちになりますね。
アコムでの借入れ